ほのぼのCEライフhttps://exibolog.com臨床工学技士の備忘録Wed, 02 Jul 2025 15:59:12 +0000jahourly1https://exibolog.com/wp-content/uploads/2019/08/cropped-d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79-32x32.jpgほのぼのCEライフhttps://exibolog.com3232 医療従事者のためのSecond Brain:NotionとChatGPTで実現する知識の一元管理術https://exibolog.com/digital-study002/Wed, 02 Jul 2025 21:00:00 +0000https://exibolog.com/?p=1841

僕は臨床工学技士としてのすべての情報(自己研鑽、業務備忘録、論文、セミナー等の覚書)をNotionの1つのデータベースにまとめています。(Second Brainとして) 実際にどのような流れでこれらのツールを使用してい ... ]]>

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 データベースは保管庫

僕は臨床工学技士としてのすべての情報(自己研鑽、業務備忘録、論文、セミナー等の覚書)をNotionの1つのデータベースにまとめています。(Second Brainとして)

実際にどのような流れでこれらのツールを使用しているか実例を元に簡単に紹介します。


 仕事で得た技術的事案の「備忘録ページ」

例えば、医療機器のトラブル対応などで頻度は少ないけど覚えておきたいものや初めて知った事など今後も業務を行う上で必要となるような事、メーカーや同僚に教えてもらったことを写真付きでNotionにページを作成します。

これだけであれば特にAIを使用することはなくただのメモです。
この備忘録ページを作成している中で気になったこと、さらに自分の知識不足と思ったことについての自己研鑽ページを作成し、ページ同士をリンクしておく。


 仕事で感じた疑問、知識不足のための「自己研鑽ページ」

業務をするうえでいろいろな知識、情報が入ってきます。
しかし、頭の中に記憶としてとどめておくことは、僕には不可能なので情報の整理と補足のために自己研鑽ページを作成します。

短期記憶としてその日の夜まではなんとか覚えていれるのでNotionでページを作成した後すぐに頭の中の記憶からNotionのページにアウトプットします。(夜までも覚えられないと判断したものに関してはすぐメモ帳やiPhoneのメモなどにアウトプットして帰宅後、Notionにアウトプットします)

Notionにアウトプットした情報を見て、疑問に思ったこと、不足ていると思ったことを追加で記述します。
このときにChatGPTやGeminiを使用しています。

「今日、〇〇なことを教えてもらったけど、これってどういうことですか」や「〇〇についてちょっとわかりにくかったからもう少しわかりやすくまとめてください」など思ったことをそのまま問いかけてます。

その結果をNotionのページに追加していきます。
ここでまた疑問や不足分があったら同じことを繰り返します。
明らかに今回作成したNotionページの内容と異なるけど必要な情報の場合は新たにNotionページを作成しこちらもページ同士をリンクしておく。

このようにしてどんどんたくさんの情報を詰め込んでいきます。


 更に多くの情報を手に入れて管理する「論文ページ」

自分が持っている書籍や資料では限界だったり、もっと多くの症例や研究結果を知りたいとき、論文を調べます。

ChatGPTやGeminiに「〇〇についての論文を探して」などと依頼すると探してくれます。
うまくいかないこともありますがそんなときは、すでに持っている論文の参考文献などから検索して探しています。

見つけた論文はMapify、ChatGPT、Geminiそれぞれに要約してもらいます。
(現在は複数のAIを試しているため、すべてで要約して自分にあったAIを探す目的もあり全てのAIに要約してもらっています)

これらの結果をすべて、Notionの論文ページにまとめます。
全てをコピー&ペーストで貼り付けるだけでは見づらくなるため、色々トグルを使用したり、サブページを作ったりして見やすいレイアウトにしています。

こちらも後日、記事を作成します。


 いかに手数を少なく検索できるかが重要

どんどん論文や自己研鑽、備忘録のページが増えると一覧表示では表示の読み込みがもたついたりします。
そのため、Notionのデータベースはあくまでも保管庫として使用している感じです。

そのため、いかに検索で目的のページをヒットさせるかが重要になってきます。
カテゴリー、Tag、keywordなどを設定する必要が出てきます。

後日、記事を作成します。


 本記事のまとめ

Second BrainとしてのNotionを活用について概要をまとめました。

一つのデータベースにすべての情報(勉強ノート、仕事の備忘録、論文情報、セミナーや学術集会で得た知識)を一元管理します。

カテゴリー、タグ、キーワードなど詳細に設定することで必要な情報を検索して探せてiPhoneなどで手軽に確認、復習が可能となる。

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僕のデジタル学習環境の構築方法https://exibolog.com/digital-study001/Sun, 22 Jun 2025 23:40:18 +0000https://exibolog.com/?p=1833

当ブログは、僕が日々勉強にしようているツールとその使用方法について紹介しているブログとなっています。 (過去に色々な分野の記事を書いていたブログを編集して再構成しておりますのでところどころ過去のブログのものも混じっていま ... ]]>

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 はじめに

当ブログは、僕が日々勉強にしようているツールとその使用方法について紹介しているブログとなっています。

(過去に色々な分野の記事を書いていたブログを編集して再構成しておりますのでところどころ過去のブログのものも混じっていますが徐々に修正していきます)

皆さんは、「Second Brain」を知っていますか?そのままですが第二の脳として多くの情報を詰め込む場所となります。
僕の現在のNotionでの勉強はこのSecond Brainを参考に自分が使いやすいように改良して使用しています。

Second Brainとは?となった方はYouTubeで検索してみてください。
また、Amazonや楽天市場などで「Second Brain」と検索するとSECOND BRAIN 時間に追われない「知的生産術」という本(Kindle版あり)が見つかると思います。私はこちらを参考にしました。


 使用デバイス

僕が使用しているデバイスの紹介と用途、必要度になります。
★の数は必要度を示しています。★5は必須デバイスでそこから数が減るごとに必要度は低いです。

使用デバイスと必要度
MacBook Air
【用途】
職場での資料作り、勉強用
 (5)
Mac mini
【用途】
自宅での資料作り、勉強用
 (3)
iPad Air
【用途】
PDFの論文を読んで注釈つける用
イラストなど作成用
 (2)
iPhone
【用途】
普段遣いのデバイス
PCやタブレットで勉強資料が確認できない環境下での勉強資料確認
 (5)

僕は、Appleユーザーなので全てApple製品で揃えていますが、WindowsのPC、Androidのスマホ、タブレットでも大丈夫です。

必要最低限、ノートパソコンとスマホがあれば僕と同じ環境化になると思います。

スペックは、正直あまり必要ないと思います。最悪WEB版で利用することで安定したインターネット環境があれば可能かと思います。(ただし複数タブ、ウィンドウとしてたくさん開いて作業する場合は多少スペックは必要となってくると思います)

ノートパソコン、スマホがあればデジタル学習環境の構築は可能


 使用ツール

デバイスの次に重要(もしかしたら一番重要かも)ツールを紹介します。
★の数は必要度を示しています。★5は必須デバイスでそこから数が減るごとに必要度は低いです。

自分でまとめる力が備わっている方、自分でまとめたほうが覚えるという方はNotionだけあれば十分だと思います。
僕は、要約の能力が低いのと時短のために生成AIのお力を借りています。

(私は解説できませんが、Notionも無課金である程度使えるようです)

私は色々と使ってみたいので、課金していますがある程度の事は無課金でもできるようです(それなりに制限はあるようですが)

ではそれぞれどのような用途で使用しているか解説していきます。(初心者ですのでとりあえず課金しているのでそのへんはあしからず)

Notion AI

もともとはNotionの有料プランでしたがAI機能を使ってみたいがために課金しました。
(正直、AI機能のないプランでも十分です。GeminiやChatGPTを使用していれば)

Notionが母艦です。すべての情報をNotionに詰め込んでいます。
冒頭で説明したSecond BrainはNotionを使って実現しています。

僕が詰め込んでいる情報

・ 業務の備忘録ノート

・ 自己研鑽の勉強ノート

・ 論文の管理、要約

・ メーカー資料等の管理

・ セミナー、学術集会等のメモ

これらの情報を1つのデータベースにまとめて、カテゴリーやタグ、Keywordを設定して検索しやすいようにしています。

僕のNotionの使用方法は別記事で詳しく紹介します。(そこまで複雑では無いので簡単に真似できると思います)

Notionの用途は、データや情報を一括管理するための母艦です。

Google One AI Pro、NotebookLM

メーカーからもらった勉強会資料やカタログ等をスキャンしたものを自宅でも職場でも外出先でも閲覧できようにGoogleドライブに保存しています。

もともとはAI機能がないGoogle Oneプレミアム(2TB)のプランを使用していましたが、Googleドライブ内のPDFなどを要約、検索性向上のためにAI Proにアップグレードしました。
そのため、GeminiやNotebookLMが使えるようになりました。

Geminiは、主に「Deep Research」を使用するときやChatGPTの回答と比較する際に使用しています。

NotebookLMは、あまり利用していないですけど、試しに使ってみた感じ「音声解説」がものすごく便利だと思いました。
NotebookLMの音声解説についてはYouTubeなどで探してもらえればたくさん解説が出てきますのでそちらを参考にしてもらったほうがいいと思います。

僕は「こーすけ先生のGoogle塾」というチャンネルで勉強していましたので良かったら参考にしてみてください。

Googleドライブはデータや資料、論文をバックアップとして保存しておく倉庫
Geminiは、資料の要約、翻訳、添削などに使用しています(まだこれしか活用できていません)
(NotebookLMは、今後使用するため勉強中です)

Chat GPT Plus

こちらは僕がメインで使用しているAIです。
調べ物の情報を探してもらう、論文の要約、翻訳、これってどういうことなの?ってことを聞いたりしています。

Geminiあるじゃんと思われる方もいると思いますが、僕が求めているような回答をくれるのがChatGPTでした。
ちょっとGeminiはお上品で回りくどいというかなんとも言えないので、後日「GeminiとChatGPTの比較」の記事を作成しようかなと思います。

でも詳しく回答してくれるのはGeminiです。
両者一長一短あり、うまい具合に使い分けたり、両者で同じプロンプトを入力して比較して見たり試行錯誤しながら使っています。

ChatGPTは、メインで使用しているAIです。
主に資料の要約、翻訳、添削などに使用しています。

Mapify Pro

PDF、YouTube、WEBサイトなどを要約しマインドマップを作成してくれるAIです。
こちらはもともとBasicプランで使用していましたが、高性能モデルを使用してみたくてProプランにアップグレードしています。他のAIや自分でも読むのでBasicプランでも十分な感じかなと思っています。

論文のファーストインプットのツールとして使用して、論文の中身を簡単に把握してから論文を読み始めます。
この段階で、今の自分に必要な情報なのかのふるい分けも行っています。

あとはYouTubeなどの解説動画で長時間のものもMapifyで要約してもらい必要かをふるい分けしています。

一例です。要約してほしいPDFをアップロードするとこのようにマインドマップとして出力してくれます。
エクスポートの形式をマークダウン形式してエクスポートしたあとでそれをコピー&ペーストでNotionに取り込んでいます。

こちらの方法も後日、記事を作成しようと思っています。

Mapifyは論文のファーストインプットとして使用しています。
今必要な情報かのふるい分けとしても使用しています。

Readable

こちらは翻訳サービスです。有名どころでは「DeepL」があると思います。(精度もDeepLのほうが上との情報もあります)
しかし、Readableは英語論文のレイアウトを崩さないで翻訳をしてくれる、料金を支払うと制限なく翻訳が可能、それでもって料金が安いということもあり僕はDeepLではなくReadableを利用しています。

今までは、国内の論文しか読んでいませんでしたが、Readableを導入してから少しずつ海外の論文にも手を出しやすい環境を作りました。

しかし、デメリットもあるのでこちらも後日、記事を作成しようと思っています。

Readableは、論文の全文翻訳のために使用しています。

Goodnotes

以前までは、僕の勉強の相棒といったらGoodnotesでした。
自炊した書籍PDFを取り込み、余白にメモ書きや重要なところにマーカーを引いていました。

しかし、検索性がいまいちであったこともあり、次第に使用しなくなりました。
僕の字が汚いということもあり、見た目があまりきれいではなくなるので徐々に手書きをするということが減り、自炊した書籍PDFの閲覧は別にGoodnotesじゃなくてもいいのではないか?ということになったので使用頻度が減りました。

今回、論文を結構扱うので論文をGoodnotesに取り込んでメモや重要箇所にマーカーを引いてそれを再度PDFに出力してNotionに取り込むという使用方法を試しています。

Goodnotesは論文の閲読、メモの加筆のために使用しています。(試行中)


 本記事のまとめ

最低限ノートパソコンとスマホがあればデバイスは十分!

Notionが使えて、ブラウザのタブを何個か開けるだけのスペックがあるノートパソコンとNotionのアプリがインストールできるスマホがあれば、僕と同じSecond Brainの環境の構築はできます。

とりあえずGemini or ChatGPTがあれば十分!

正直、GeminiとChatGPTでは好みが分かれると思います。(これは自分がそうだったから)
無料版でも比較的使えるので使い比べてみるのがいいと思います。
無料版でことが足りるならそのまま両者を無料版で使用したらいいと思うし物足りないと思ったらどちらかをお試しで課金してみてもいいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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これが俺のNotion勉強法だ!https://exibolog.com/life-hack-007/Sat, 28 Sep 2024 09:00:00 +0000https://exibolog.com/?p=1816

基本、Work、Study、Libraryで使用するページのレイアウトは同じものを使用しています。(一部内容によっては不要なものもありそこは削除していますが基本レイアウトは同じです)そのため、テンプレートを作成しレイアウ ... ]]>

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基本、Work、Study、Libraryで使用するページのレイアウトは同じものを使用しています。(一部内容によっては不要なものもありそこは削除していますが基本レイアウトは同じです)
そのため、テンプレートを作成しレイアウトが全ておなじになるようにしています。

これが僕が使用しているNotion勉強用のページレイアウトです。(他にもテンプレートを登録していますが、参考資料や関連リンクのエリアがなくなったくらいでその他は完全に一緒です)

7つのエリアがあります。

プロパティ欄以外は「コールアウト」というものを使用しています。
背景色をなしにすると囲み線のみで囲まれておりシンプルなデザインですので背景色無しで使用するのがオススメです。
アイコンはそのエリアにふさわしいものを自分なりに選んでいます。
コールアウトの設定方法は以下の画像を参照してください。


 エリア1:プロパティ欄

こちらのエリアは追加したプロパティが自動的に表示されます。


 エリア2:Keyword

こちらのエリアにはこのページで重要となる単語などを書き込みます。

一番の目的は検索で引っかかるようにという目的があります。
(なくても検索は可能です、むしろこれがあることにより検索した際に検索結果が多くなり探しづらいというデメリットもあります)

もう一つはお試しでやっていることですが、ここにこのページの核となるワードや数値を書き込み、そのキーワードからこのページを説明できるようにまたは内容が思い出せるようにするために作成しています。

あまりにも1ページの情報量が多いと難しいですが、情報をインプットしてアウトプットして記憶を定着させる際にあると便利かなと思いこのエリアを作成しました。


 エリア3:Note

勉強した内容を書き込みます。

テキストを読んで自分なりにまとめてという繰り返しで勉強しています。
図や表もコピペで貼り付けることができますし、他のページへのリンクも貼り付けることができるので手書きノートに比べたら他の情報との行き来がし易いです(行きは楽でも戻ってくるのは少しステップがありますが・・・僕が知らないだけかもしれませんが)

また、文中の単語などにもリンクを貼り付けることができ、リンク先をSupplementエリアに書いたと部分にも設定できますので長文となってしまった場合でも、確認がし易いです。(ただし戻るときはスクロールで戻らないといけませんが・・・)

初めに書くときはざっと書いて全て書き終えたら体裁を整えるのも良い気分転換、リフレッシュになり楽しいですよ。
でも色々装飾しすぎるのも見づらくなるのでほどほどに・・・

サンプルとして自分のページの一部を掲載します。


 エリア4:Supplement

英語の方が格好いいかなと思い英語にしました。英語苦手なので機械翻訳ですが間違えてたらごめんなさい。

ここには次項の「Question & Confirmation」に記載して疑問や確認項目を書き込むエリアとしています。
補足のエリアということです。

このエリアと次項のエリアは狭すぎても見づらいし、広げすぎるとNoteのエリアが狭くなるので、調節が難しいですが自分の好みでいいと思います。
ぼくの場合、Noteエリアを2/3として残った1/3のエリアで使用しています。

サンプルとして自分のページの一部を掲載します。


 エリア5:Question & Confirmation

ここのエリアには勉強している最中に確認したいこと、疑問に思って追加で調べたいことをチェックリスト形式で書き込むエリアとしています。

調べたり、確認が済んだものについてはチェックボックスにチェックを入れて視覚的にもわかりやすくしています。

ここのエリアはあまり目立っても困るので不要なときはトグルで隠せいるようにもしています。


 エリア6:参考資料

このエリアには、勉強で使用した参考資料、書籍のリンクまたはPDFデータなどのファイルを載せるエリアとしています。

クリックするとGoodnotesやOneDriveの参考にした資料へ飛べたり、OneDriveに保存されているデータを開くことができます。


 エリア7:関連リンク

こちらのエリアは、インターネットやYouTube参考にしたページや動画へのリンクを貼り付けています。

参考資料は自身が所有する物、関連リンクはインターネット上の物という区別で僕は運用しています。


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俺流!Notionの使い方②https://exibolog.com/life-hack-006/Fri, 27 Sep 2024 09:00:00 +0000https://exibolog.com/?p=1798

今回は、サイドバーに表示しているカテゴリーのページについて説明します。参考にしてオリジナルのサイドバーを作って見てください。 全ページ共通していることはWikiページに変換して使用しています。 一応、Notionを開いた ... ]]>

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今回は、サイドバーに表示しているカテゴリーのページについて説明します。
参考にしてオリジナルのサイドバーを作って見てください。

全ページ共通していることはWikiページに変換して使用しています。


 HOME

一応、Notionを開いたとき一番初めに表示されるように設定しています。
デフォルトで「ホーム」というのものがサイドバーにありますがイマイチ自分にしっくりこないので自分オリジナルのHOME画面を作成しました。

一番初めに出てくるページなので、今日と明日のタスクや予定が表示されるように「Task & ToDo」のデータベースをリンクドビューで貼り付けいています。

その下には、各カテゴリーの新規ページを作成するボタンを配置しています。


 Archive & Tool

現在このページには、過去に作成したページで削除しないほうがいいかなと思ったものやタグデータベースをここに格納しています。

今後の運用としてはまだ定まってはいませんが、[Archive]に格納しているページが削除されたらこのページの運用は終わるかもしれません。


 Information Storage DB

こちらのページは現在、トライアル運用中のページです。
ページが整っていないので画像は載せいません。

主に「Save to Notion」というGoogle chromeの拡張機能で保存したインターネットのページやYouTubeを保存やiPhone appのInstant Notionでのメモを保存するDBとして運用しています。

あとうまく行っていませんが、iPhoneからのインターネットで調べたものやYouTubeの共有の保存先に指定しています。(自分が思い描いているように実行されないのであまり使用していません)


 Task & ToDo

ここのページでは「Task & ToDo DB」というデータベースを1つ作成し、それぞれ「未完Task & ToDo」、「Today’s Tasks & ToDo」、「Tomorrow’s Tasks & ToDo」、「今後のTasks & ToDo」の項目にリンクドデータベースをして貼り付け、フィルター機能を使用してそれぞれに該当するタスクとToDoを表示しています。

また、未着手、進行中、完了・中止のステータスでフィルターを掛けリンクドデータベースをして作成したカレンダービューを作成しそれをフルページに変換したものをNotionカレンダーと連携してNotionカレンダーからもこのタスクの進捗を確認できるようにしています。

正直、TaskとToDoの使い分け、優先度の区分に関して曖昧になることがあるのでTaskとToDoの使い分け、優先度の区分に関してルールを設け常に確認できるように上部に配置し統一化を図っています。

僕のルールに関しては画像を参考にしてください。ルールを明記して自分なりに決めているのであれば本来の一般的な使い分けと異なってもいいと僕は思っています。

「完了」、「中止」と書かれたボタンは、それぞれをクリックすると進捗プロパティーが完了または中止となり、完了日に今日の日付が自動的に入力されるようにオートメーション等を使用してシステムを作っています。

プロパティは、
進捗、分類、完了、中止、カテゴリー、Task・ToDo、優先度、期限、完了日、作成日
を設定しています。
緑蛍光の下線はプロパティです。このことに関しては09共通プロパティについてを参照ください)

専用のプロパティについて、

・分類:TaskかToDoかを識別するために設定(フィルタで使用するために設定)
・完了:ボタンプロパティで完了した際にクリックすると、進捗が「完了」となり、完了日に今日の日付が入る
・中止:完了ボタンと動作は一緒で、進捗が「中止」になる
・カテゴリー:どのカテゴリーのTaskまたはToDoかを識別するために設定(フィルタで使用するために設定)
・Task・ToDo:やることを記入(長文にならないように注意している)
・優先度:優先度を設定する
・期限:実行する日または期間
・完了日:TaskまたはToDoを完了した日または中止した日を選択


 Work

ここでは、仕事に関する備忘録や手順を自分なりにまとめたものを格納しています。

プロパティは、
進捗種別タイトルメインタグ作成日Archive
を設定しています。
緑蛍光の下線は共通プロパティです。このことに関しては09共通プロパティについてを参照ください)


 Study

ここでは、勉強しなくては行けないと持ったことを格納している勉強ノートスペースです。

一題につき1ページ作成し、そこに色々な情報を詰め込んでいます。

関連のあるものは、リンクで関連付けており、クリックで作成した他のページに飛ぶこともできるようにしています。

同じシリーズのようなものは1つのページに更にまとめています。

プロパティは、
進捗種別タイトルメインタグ作成日、格納、格納先、Archive
を設定しています。
緑蛍光の下線は共通プロパティです。このことに関しては09共通プロパティについてを参照ください)

専用のプロパティについて、

・格納:シリーズもので格納したコンテンツページがあるもの(フィルタで使用するために設定)
・格納先:格納しているコンテンツページへのリンクを設定


 Library

ここのページでは、色々な文献を格納し、それぞれ内容を要約したり、重要なことをノートスペースに書き込んでいます。

検索ですぐ探せるように色々と試行錯誤しています。

プロパティは、
進捗種別タイトル、ファイル、ジャンル、メインタグ、Libraryタグ、作成日Archive
をせていしています。
緑蛍光の下線は共通プロパティです。このことに関しては09共通プロパティについてを参照ください)

専用のプロパティについて、

・ファイル:文献のPEDデータを添付するためのプロパティ
・ジャンル:症例報告なのか文献なのかメーカー資料なのかを識別するためのプロパティ
・Libraryタグ:Libraryカテゴリー専用のタグ(フィルタで使用するために設定)


 Private

現在は、欲しいものリストと定期購入・リピート購入リストのデータベースのみ格納されています。

今後は、プライベートでの備忘録や家庭のこと家族のことなどもここに格納しようと思っています。
現在はまだ、トライアル運用中


 共通プロパティについて

・進捗:ページの進捗を確認するためのプロパティ(着手していないのか進行中なのか完了したものなのか)

・種別:ページなのかデータベースなのかを識別するためのプロパティ

・タイトル:ページのタイトル

・メインタグ:ページの内容に該当するタグをメインタグDBから選択

・作成日:ページを作成した日(構想した日)

・Archive:不要となったページを非表示にするフィルタを設定するときに使用

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俺流!Notionの使い方!①https://exibolog.com/life-hack-005/Wed, 25 Sep 2024 12:00:00 +0000https://exibolog.com/?p=1762

Notionは、複数の機能を統合したオールインワンのプロダクティビティツールです。 ドキュメント、プロジェクト管理、データベース、タスク管理、ノート、カレンダーなど、さまざまな機能を1つのアプリケーションで利用できます。 ... ]]>

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 Notionとは?

Notionは、複数の機能を統合したオールインワンのプロダクティビティツールです。

ドキュメント、プロジェクト管理、データベース、タスク管理、ノート、カレンダーなど、さまざまな機能を1つのアプリケーションで利用できます。

Notionは、個人利用やチームでの協業に適しており、柔軟性が高く、ユーザーが自由にカスタマイズして使うことができます。
そのため、ノートやタスク管理、プロジェクト管理、知識ベースなど、さまざまな用途に利用されています。

Notion: メモ、ドキュメント、タスク

Notion: メモ、ドキュメント、タスク

Notion Labs, Incorporated無料posted withアプリーチ

使用できるデバイス

・iPhone
・iPad

・Androidスマートフォン
・Androidタブレット

・Windows PC
・Mac


 どのデバイスがメイン?

パソコン、タブレット、スマートフォンいろいろなデバイスがありますが、どのデバイスでNotionを使いますか?
複数のデバイスを持っている方は、どのデバイスをメインとして使いますか?

まずは、このどのデバイスをメインで使うか、他のデバイスはどのように使うかという点を明確に決めておいたほうがいいと思います。

結論!(持論ですが)パソコンで使用することをメインとし、タブレットやスマートフォンは閲覧・補助的な入力をするデバイスと割り切って使用したほうがいいと思います。

理由としては、タブレットやスマートフォンではNotionのページやデータベースの体裁を整えるのが難しいというかできない(自分がしらないだけかもしれないけど)ためです。

パソコンで新しいページやデータベースを作り体裁を整えて、タブレットやスマートフォンでそれに入力をしていくという使い方が一番いいと思います。
あとは、長文を入力したり、リンク、データ、画像など外部から情報を持ってくる際もパソコンの方がやりやすいです。


 サイドバーはスッキリさせる

サイドバーはデフォルトで表示されている項目を除いて自分で追加できるページに関してはたくさん作るより最低限のものにしたほうが見やすいし探しやすいです。

僕はサイドバーはカテゴリーとしてページを作成しています。
サイドバーに自分で作ったページは全部で8個です。今のところこれ以上増えることはありません。
ざっくりとした解説は上図に記載していますが詳しい説明は今後記事にしていきますのでそちらを御覧ください。


 カテゴリーとタグの使い分けるルールを決める

インターネットでカテゴリーとタグの違いを調べると、カテゴリーは大きな分類、タグは小さく細かな分類と言う説明がありますが僕はその通りに使用しています。

僕の場合、カテゴリーは5個としてその他細かいタグを複数作成しています。
さらに、僕の場合、勝手に大タグと小タグを作成しています。

カテゴリーは最小限に

僕の場合、サイドバーに表示するページをカテゴリーとして分けています。
そのため、カテゴリーの数が多くなると、探しづらくなるので最小限にしています。

僕のNotionのカテゴリーは、
① Task & Todo、② Work、③ Study、④ Library、⑤ Privateの5つのカテゴリーとしています。

① Task& ToDoでは、タスクやToDoのみの管理としています。
例えば、重要な勤務(絶対に予定を入れてはいけない日時)、プライベートな予定(他の予定を入れはいけない日時)、勉強ノートや資料をいつまでに作成するという予定など、仕事関係から勉強関係、プライベートまで全てのTask、ToDoを一元管理しています。
この場合、仕事関係のことであってもカテゴリーは「Work」ではなく、「Task & ToDo」とします。
結構重要なルールです。

② Workでは、業務の手順やトラブル対応、回避の手順、先輩や上司からの何気ないポイント発言などメモにとっても頭に記憶しようと思っても小さいこと過ぎて絶対忘れてしまいそうなことなどを一元管理しています。

③ Studyでは、勉強しなくてはいけないことをまとめたり、偶然見つけたわかりやすい画像やYouTubeの動画などちょっとした内容でも、1つのページとして作成しています。
そうすることで別の勉強ノートを作成しているとき、引用としてメンション等でそのページリンクを貼ることができますし例えばそのちょっとした画像、動画を自分なりにまとめてみたり、そのときは理解できなくても経験を重ねて理解できるようになったらそのページにメモ書きとして解説してみたりと情報を集約できるようになります。

④ Libraryでは、収集した文献や症例報告など俗に言う論文などのPDFとそれを読んでの自分なりのAbstract(要旨)や重要なこと覚えておいたほうがいいことなどを一緒に管理するページを論文1つに対して1つのページで作成して管理しています。

⑤ Privateでは、プライベートでの備忘録や欲しいものリスト、定期購入しているもののリストなどを今のところ入れていますが他のカテゴリーに比べたら使用率は低めです。

細かい分類は大タグと小タグで分ける

僕はタグを大タグと小タグの2種類作成しています。

現在、大タグはWork、Study、Libraryで使用するものが20個程作成しておりここから大きく増えることはありません、小タグはLibraryのみで使用するタグとして作成しており、文献の種類としてまとめたいものを作成していますのでこちらは今後もどんどん増えていくと思います。


 ページを作成する際は体裁を統一させる

これは自己満です。

でも統一させておいたほうがどこに何を書くかというのが明確になるのでいいのではないかなと思います。

僕の使用しているノートのテンプレートは、コーネル式ノートを参考にして自分なりにアレンジして作っています。
こちらについても今後記事としますのでそちらを御覧ください。

簡単に説明すると、

一番上に「キーワード」の欄を作成し、重要キーワードをここに書きます(検索の際に役立ちます)

キーワードの下段、全体の左2/3のスペースを勉強ノートエリアとし、勉強内容をここに書きます。
残りの1/3のスペースに「補足事項」と「疑問」の項目を作成し勉強しているうえで調べるものなどをチェックボックス式で書いていき、調べたものを「補足事項」の項目に書いていき、書き終わったらチェックボックにチェックを入れるという方式を取っています。

下部には、参考資料、関連リンクなどを書く項目を設定しています。


 まとめ

・メインで使用するデバイスを決めておく
→パソコンがオススメ、タブレットやスマフォは閲覧や簡単な入力のみという使い方がオススメ

・サイドバーにページを多く置きすぎないこと
→カテゴリーのページを作ってそれをサイドバーに置くのがオススメ

・カテゴリーとタグをうまく使い分ける、自分なりのルールを決める
→カテゴリーは少なめにしてタブで管理したほうがスッキリするしリレーションを使うことでタグのデータベースからもページを探すことができる


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これが俺のデジタル勉強法!~デバイスとその連携~https://exibolog.com/life-hack-004/Tue, 24 Sep 2024 06:22:03 +0000https://exibolog.com/?p=1777

現在、僕が所有しているデバイスとなります。 Icons by Icons8 各デバイスの主な役割と使用頻度です。 Icons by Icons8 やはりデュアルディスプレイのWindows PCが使用頻度としては多いです ... ]]>

これが俺のデジタル勉強法!

デバイスとその連携について

この記事はで読むことができます。

 使用デバイス(所有も含む)

現在、僕が所有しているデバイスとなります。

Icons by Icons8

各デバイスの主な役割と使用頻度です。

Icons by Icons8

やはりデュアルディスプレイのWindows PCが使用頻度としては多いです。
次いでMacBookという感じでしょうか。

やはり大画面、デュアルディスプレイがいいですね。何事もはかどります。
片側の画面で資料作成、もう片方に参考資料を開いてって感じで使用しています。
これをMacBookでやろうとするとやはりちょっと厳しいですよね・・・

それぞれに役割を持たせていますがiPadに関しては少し勿体ないような感じです。
役割を1台に集約できそうなのですが、持ち運びや子どもとの兼ね合いでやはり2台必要と思い所有しています。
が、そうすると今度、iPad miniとiPhone 14 plusの棲み分けが難しいです。

ぶっちゃけ、iPhone 14 plusも画面が大きいので職場での休憩中の調べ物はiPhoneでことが足りているのが現状

今後の課題です。
iPad miniを購入した当初は、職場の駐車場に早く行き車内で勉強する目的で購入しましたが、これもまたiPhoneでことが足りているのが現状・・・

これからデジタル勉強をしようと考えている方へのおすすめデバイス

01

MacBook or Mac mini

02

iPad Air 11inch

03

iPhone
古すぎなければ何でもOK

本気でデジタル勉強で情報を集約化しようと考えているのであれば、PCのメモリは多めにしたほうがいいと思います。

あとで僕のNotionでの勉強法を紹介しますが、1つのページやデータベースに情報量を多くしすぎるとやはり動作が重くなるため、後々後悔するよりは初期投資を!!(特にMacはメモリ増設ができないため妥協せずに!!)

iPadに関しては、iPad miniでもいいのですがGoodnotesなどの手書きノートアプリで書き物する際はminiでは小さすぎる、かといって大きければいいかといいうと重量の問題で重いと使わなくなります(実体験済み)
以前はiPad Pro 12.9インチを持っていましたが、気軽に持ち運べなく使用頻度がすごく落ちたので下取りに出して現在使用しているiPad Air 11インチを購入しました。


 デジタル勉強法で使用しているアプリ

勉強の他にもタスクの管理や仕事、プライベートでの備忘録を全て「Notion」にまとめるようにしています。

いろいろな書籍やYouTubeを見るとやはり、情報は一箇所にまとめたほうが、探す時間も減らせるし、引用としてリンク付けることが容易であるとのことが書かれています。

Notionの他にもGoodnotesと厳密にはアプリではないけれどもOneDrive(クラウドストレージ)を使ってNotionにいろいろな情報を詰め込んでいます。

ざっくりと各アプリの使用用途を下図に示します。

Icons by Icons8

メインはNotion!ここで全ての情報を管理します。
Notionは手書きメモができないので、Goodnotesを使用して手書きが必要なは手書きや注釈を加え、PDFで出力したり、必要な部分を画像としてコピーしてNotionに貼り付けたり、共有リンクを貼り付けてGoodnotesへ飛べるようにしています。

また、色々見つけた資料や仕事でもらった資料などはスキャンしてOnoDriveへ保存し、Notionで作った勉強ノートの参考資料として作成したページ内にOneDriveのリンクまたはデータを置いて管理しています。

Notionの勉強法に関しては、今後『俺流!』ですけど全て公開しようと思っています。
真似してみてもいいですし、参考にして自分でカスタマイズしてもいいと思います。


 使用しているアプリとデバイスの連携

Icons by Icons8

OneDriveは全てのデバイスから閲覧・編集が可能です。
ほぼほぼ編集はパソコンからです。(編集という表現をしていますが、ExcelやWord、PowoerPointなど作成したデータの再修正などのことを指しています)

iPhoneやiPadからはほぼ保存しているPDFの閲覧をしています。

OneDriveには僕が持っている全てのデータ(仕事関係や勉強関係、プライベートな物まで全て)を保存しています。(一部、昔の写真のRAWデータなど容量が大きいものに関してはHDDに今も保存しています)
このデータが何より一番大事かも、なくなったらもう立ち直れません、僕の人生が全て詰まっている感じです(全ては大げさですけどw)

たくさんのデータをフォルダー分けしているのですが階層が深くなったりと保存したときはいいけれど探すのが大変というデメリットがあります。

また、文献などを読んで自分なりにまとめたデータ(Word)と文献のPDFを関連付けできないので、まとめたデータをあとで読み返して、元となった文献を見直したいとなったとき、また探しに行かなければいけないという手間もデメリットですよね

Notionで管理してからはこれらのデメリットを解決できるように自分なりに工夫しました。(今後の記事にて紹介します)

Goodnotesのアプリ自体はWindowsもAndoroidにもあるがAppleデバイスとの連携ができないため、僕の場合Appleデバイスでしか使用していません。

Goodnotesでは現在、自炊した書籍をインポートしてその閲覧用として使用しています。
たまに手書きで図やまとめページを作成しています

ただ、もともと僕自身字が汚いので、iPadとApple Pencil、ペーパーライクフィルムの組み合わせで書いても字が汚いためあまり手書きでノートを作っていませんw

取り込んだ自炊書籍PDFデータを参考文献としてNotionに出力したり(手間はかかるけど必要ページだけ行う)、複数の書籍の情報や図を1つのページにまとめて、手書きで注釈したりして作ったページをPDFデータをNotionに出力したりします。

公式の連携ではないので手間はかかります。
出力したいページを選択→共有→OneDriveにPDFで保存→Notionでインポート


 まとめ

デジタル勉強を始めるにあたって大事なことは自分なりの情報の一元管理化のシステムを構築すること。

僕の場合、情報の倉庫として、OneDrive(クラウドサービス)を使用し、情報の管理ツールとしてNotionを使用しています。

情報の倉庫の仕分け、Notionの編集のために、Windows PCやMacBook Airを使用し、情報の閲覧のためにiPhoneやiPadを使用しています。

「情報の倉庫」、「情報を管理するツール」、「情報にアクセスするデバイス」があればすぐに始めることができます。

極端な話、何かしらのクラウドサービスを契約している、大容量のHDDやSSDがあって、パソコンがある、あとはNotionをインストールしたらそれでシステムは構築されます。
(僕がNotionを使用しているのでNotionとしていますが他に代用できるソフトウェア、アプリがあればそれでも構わない)

めっちゃNotion推してますが、Notionアンバサダーでもなんでもない普通の一般人ですw
ただただ、Notionの機能に感動して皆さんにも共有したいという気持ちでNotionを推しています。

初めはとっつきにくいアプリだなと思っていましたが、色々試してみると「あれもできる」、「これもできる」、「もしかしてこれもでるんじゃね?」って感じでどんどん自分の思い描いているノートが作れます。

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[書籍紹介]NAVApedia 新生児NAVAのすべてhttps://exibolog.com/%ef%bc%bb%e6%9b%b8%e7%b1%8d%e7%b4%b9%e4%bb%8b%ef%bc%bdnavapedia-%e6%96%b0%e7%94%9f%e5%85%90nava%e3%81%ae%e3%81%99%e3%81%b9%e3%81%a6/Tue, 13 Feb 2024 03:41:50 +0000https://exibolog.com/?p=1727

タイトル NAVApedia新生児NAVAのすべて[Web動画付]チームでとりくむケアと実践 発行 2023年11月11日発行 第1版 編集/発行者 NAVAワークショップ実行委員会 発行所 メジカルビュー社 ISBN ... ]]>

NAVApedia 新生児NAVAのすべて

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 書籍情報

タイトルNAVApedia
新生児NAVAのすべて[Web動画付]チームでとりくむケアと実践
発行2023年11月11日発行 第1版
編集/発行者NAVAワークショップ実行委員会
発行所メジカルビュー社
ISBN978-4-7583-2143-3
価格定価:6,380円(本体5,800円+税 10%)

 僕的書籍レビュー

内容の充実性
 (4)
読みやすさ
 (3)
難易度
 (3)
価格
 (2)
総合評価
 (3)
レビューの見方

各レビュー項目についての説明です。

【内容の充実性】情報量が多いか少ないか
:内容が薄いく情報量少な目
:最低限必要な情報は網羅している
:内容が濃く情報量多め

【読みやすいさ】飽きず読めるか
:文字多めまたは余白少なめ
:挫折せず、サクサク読める
:写真・図多め、余白多め

【難易度】星が低くても悪い評価ではありません
:上級者、専任者向け
:中級者向け
:新人、初級者向け

【価格】

:高価(目安10000円以上)
:普通(目安5000円前後)
:安価(目安3000円前後)

【総合評価】

:オススメしません
:持っていて無駄にはならない
:かなりオススメします

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 僕的オススメポイント!

NAVAの専門書はコレだけ!唯一無二

NAVAに関して書かれている書籍は複数あります。
しかし、どれもが1冊のうち多くて数ページくらい、でもこの書籍は違います。

この1冊すべてNAVAのことが書かれています。(約264ページ)

NAVAの歴史から基本的なこと、看護について、NAVA施行中のQ&Aなどこれ1冊あればNAVAのすべてがわかるといっても過言ではない1冊です。

関係者は初学者~上級者へオススメできる1冊

NAVAと言ったら新生児=NICUって感じなので、NICUで業務していてかつ、NAVAを使っているという施設のNICUスタッフに対しては持ってお行った方がいい、または部署で購入してもいい内容となっています。

臨床工学技士もNICU専属でなくとも、NAVAを使用する環境で従事しているのであれば知識をつけるのに十分な内容となっています。

字が細かく読むのがつらいかもしれませんが、これ1冊理解することができればNAVAマスターになれると思います。


 ~余談~

ちなみにNAVAのことを触れている書籍に関して僕が知っているものをタイトルだけ紹介します。
古いものもありますので現在購入できるかはわかりません。

「やりたいこと」がすぐできる!人工呼吸器つかいこなしクイックリファレンスブック Respica2020年夏季増刊

メディカ出版(2020年発行)

新生児呼吸管理ハンドブック

東京医学社(2021年発行)

INTENSIVISTVol10 No3 2018「人工呼吸器」

メディカル・サイエンス・インターナショナル(2018年発行)

行ったり来たりでよくわかる 機器から入る人工呼吸器管理

中外医学社(2021年発行)

ICNR Vol10 ①

Gakken(2023年発行)

多くても10ページ前後の書籍が1冊、他の書籍は1~3ページくらいのものが大半でしたね。
そう考えるとやっぱりこの書籍はすごいと思います。


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[書籍紹介]ひとつずつ、わかりやすく 血液ガス分析https://exibolog.com/%e3%81%b2%e3%81%a8%e3%81%a4%e3%81%9a%e3%81%a4%e3%80%81%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8a%e3%82%84%e3%81%99%e3%81%8f-%e8%a1%80%e6%b6%b2%e3%82%ac%e3%82%b9%e5%88%86%e6%9e%90/Wed, 22 Nov 2023 01:00:00 +0000https://exibolog.com/?p=1716

タイトル ひとつずつ、わかりやすく血液ガス分析 発行 2023年9月12日発行 第1版 編集/発行者 若林 侑起/土屋 徹 発行所 株式会社Gakken ISBN 978-4-05-510028-1 価格 定価:3300 ... ]]>

ひとつずつ、わかりやすく 血液ガス分析

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 書籍情報

タイトルひとつずつ、わかりやすく
血液ガス分析
発行2023年9月12日発行 第1版
編集/発行者若林 侑起/土屋 徹
発行所株式会社Gakken
ISBN978-4-05-510028-1
価格定価:3300円(本体3000円+税 10%)

 僕的書籍レビュー

内容の充実性
 (3)
読みやすさ
 (4)
難易度
 (5)
価格
 (5)
総合評価
 (4)
レビューの見方

各レビュー項目についての説明です。

【内容の充実性】情報量が多いか少ないか
:内容が薄いく情報量少な目
:最低限必要な情報は網羅している
:内容が濃く情報量多め

【読みやすいさ】飽きず読めるか
:文字多めまたは余白少なめ
:挫折せず、サクサク読める
:写真・図多め、余白多め

【難易度】星が低くても悪い評価ではありません
:上級者、専任者向け
:中級者向け
:新人、初級者向け

【価格】

:高価(目安10000円以上)
:普通(目安5000円前後)
:安価(目安3000円前後)

【総合評価】

:オススメしません
:持っていて無駄にはならない
:かなりオススメします

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 僕的オススメポイント!

新人さん~若手看護師さん向け

帯に「3年目までの全ナース、必携!!」とあるように若手向けの内容となっています。

ナースと書いていますが、新人、若手であれば集中治療業務に携わる全職種の方に向けていると思います。

僕は12年目の僕は新人教育のために、どんな説明だとわかりやすいかなと参考にする目的で購入しました。
小難しい書籍は何冊か持っていますがやはり若手看護師向けということで図なども多くすごく読みやすい書籍でした。

※一部ぼかしかけています。

データの読む順番も解説し、これ一冊で血ガス知識と実践を完結できる

若手向けと言いうこともあり、血液ガス分析のデータをどの順番で読むのかということも書かれています。

書籍の内容としては、まず初めに呼吸器の解剖生理から始まり、呼吸という表現ですが酸素化や換気に関してデータを解釈する解説があり、次に酸塩基平衡の解釈に関する説明、基本的なデータの解釈の解説があってからデータを読む手順が紹介され、実践編として実例提示がありそれを解説しているという、基礎知識と実践、解説とこれ一冊で完結できます。

手を出しやすい価格設定

看護師さん向けの書籍はどれも手を出しやすい価格となっていると思います。

僕なんかが買う書籍は平均して5000~7000円、それに対して税込み3300円で購入できるので新人さんなどでも手を出しやすいのではないかなと思います。

安価で読みやすい書籍で土台をつくり、実際の臨床で経験を積んだらもう少し奥の深い書籍を買うのが一番ベストなのではないかなと思います。


 ~余談~

集中治療好きの僕は補助循環、急性血液浄化関連、人工呼吸器関連、血ガス関係の書籍を見かけると躊躇せず購入して買って満足なおバカさんなので僕のGoodnotesの中にはたくさん入っています。

本当はあまりよくないです。なんせ「あの事どこに書いていたかな」がなかなか探せませんw

こんな僕ですがこのよくない癖を活用して皆さんにこれからもいい書籍があったら紹介していこうと思っています。


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[書籍紹介]改訂新版 補助循環マニュアルhttps://exibolog.com/tool-002/Mon, 20 Nov 2023 01:00:00 +0000https://exibolog.com/?p=1687

タイトル 改訂新版 補助循環マニュアル-最新情報で学ぶ基本と実践 発行 2023年11月1日発行 第2版第1刷 編集/発行者 東條 護郎/長谷川 翔 発行所 株式会社メディカ出版 ISBN 978-4-8404-8220 ... ]]>

改訂新版 補助循環マニュアル

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 書籍情報

タイトル改訂新版 補助循環マニュアル
-最新情報で学ぶ基本と実践
発行2023年11月1日発行 第2版第1刷
編集/発行者東條 護郎/長谷川 翔
発行所株式会社メディカ出版
ISBN978-4-8404-8220-2
価格定価(本体5200円+税)

 僕的書籍レビュー

内容の充実性
 (5)
読みやすさ
 (3.5)
難易度
 (5)
価格
 (2.5)
総合評価
 (4)
レビューの見方

各レビュー項目についての説明です。

【内容の充実性】情報量が多いか少ないか
:内容が薄いく情報量少な目
:最低限必要な情報は網羅している
:内容が濃く情報量多め

【読みやすいさ】飽きず読めるか
:文字多めまたは余白少なめ
:挫折せず、サクサク読める
:写真・図多め、余白多め

【難易度】星が低くても悪い評価ではありません
:新人、初級者向け
:中級者向け
:上級者、専任者向け

【価格】

:高価(目安10000円以上)
:普通(目安5000円前後)
:安価(目安3000円前後)

【総合評価】

:オススメしません
:持っていて無駄にはならない
:かなりオススメします

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 僕的オススメポイント!

これ一冊で補助循環を全て理解できる!

僕も補助循環系の本は数多く所有していますが多くの書籍はECMOだけとかIMPELLAだけとかっていう特定のものに特化した書籍ばかりです。

補助循環系の書籍

こちらは今まで僕が購入してきた補助循環に関する書籍です。
赤色で囲っている書籍がすべての補助循環に関して書かれている書籍になります。
こう見るとECMOの書籍ばかりですね。

しかし、こちらの書籍はIABP、V-A ECMO、V-V ECMO、IMPELLA、VADとすべての補助循環に対して網羅している一冊となっているため、この一冊を持っておけば十分臨床では役立つと思います。というか絶対に役立ちます!

大事なポイントがまとまっている!

各SECTIOMで重要なポイントが冒頭に「Check Point」としてまとまっている
ここで概要を把握し読み進めて、深く理解する仕組みの書籍となっています。

時間がないときや「あれ?このことどこにかいているかな?」ってときに探しやすい構成となっており、1度読んで復習のためにこの「Check Point」をもう一度読んでみるという読み方もできます。

改訂を重ねて十数年の長寿書籍!

今回購入した書籍「改訂新版 補助循環マニュアル -最新情報で学ぶ基本と実践」は2023年11月1日に発行された第2版、第1版はというと2015年9月10日に発行されています。

実は第1版の「最新にて上々!補助循環マニュアル」は2010年3月に発行された「決定版 病棟必携!カラーで見る 補助循環マニュアル -基礎知識から最新の動向まで-」を全面改訂したものでなんだかんだで十数年改訂を繰り返し存続している長寿書籍なのです。

ここまで長くある書籍ということで信頼と実績のある書籍だと僕は思います。
実際にこれを知ってから、ここまで痒い所に手が届く的な欲しい情報がきちんと載っているのは今までの実績の成果なのだなと思いました。


 ~余談~

見たことあるタイトルだな~と書籍を管理しているGoodnotesを眺めていたら同じタイトルのものがある!ってことに気づき巻末を見てみるとやっぱり!すべての第1版の前身である「決定版 病棟必携!カラーで見る 補助循環マニュアル -基礎知識から最新の動向まで-」から始まり、第1版の「最新にて上々!補助循環マニュアル」も持っていました!

やはり昔の自分もこれはいい本と思い買っていたんだな~(嘘)
多分、循環器系の業務に携わり補助循環のことを勉強しようと思ったときにすべての補助循環を網羅したこの書籍を買ったんだと思います。

と、言うか今でこそコロナの影響もあり、ECMOの書籍はたくさん出てきましたが当時は補助循環に関する書籍はあまりなかったような印象がありますね

でも十数年前にも僕が買っていた書籍です。本当にオススメなので書店で見かけたら一度手に取りチラ見してみてください。
絶対に購入すると思います。


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血液ガスの読み方!② – 酸塩基平衡の評価 –https://exibolog.com/memorandum-002/Sun, 19 Nov 2023 01:00:00 +0000https://exibolog.com/?p=1670

必要最低限評価できるようになってほしい項目には黄色マーカーを引いています。 水素イオン(H⁺)の濃度を示したもの。 基準値7.35~7.45 酸性に傾いている状態。(pH<7.35)酸性物質のCO₂やH⁺が蓄積する ... ]]>

血液ガスの読み方!② – 酸塩基平衡の評価 –

血液ガスデータから酸塩基平衡の異常を読み取る方法を解説

この記事はで読むことができます。


 血液ガス分析の評価方法(酸塩基平衡異常の評価)

酸塩基平衡異常の評価

アシデミアかアルカレミアか正常化を評価をする。

呼吸性か、代謝性か

PaCO₂、HCO₃⁻、BEを評価をする。

呼吸性アシドーシス/アルカローシス、代謝性アシドーシス/アルカローシスの鑑別をする。

アニオンギャップ(AG)の評価の評価

AG、補正AGの評価をする。

AG正常型代謝性アシドーシス、AG上昇型代謝性アシドーシスの鑑別をする。

AG上昇型代謝性アシドーシスの場合、補正HCO₃⁻の評価もする。

代償は適切か

代償が適切に行われているかを評価する。

適切でない場合、他の異常が起きている可能性がある。

必要最低限評価できるようになってほしい項目には黄色マーカーを引いています。


 酸塩基平衡異常の評価

pH:水素イオン指数

水素イオン(H⁺)の濃度を示したもの。

基準値7.35~7.45

アシデミアとアルカレミアと人体への影響

アシデミア

酸性に傾いている状態。(pH<7.35)
酸性物質のCO₂やH⁺が蓄積することで起こる。

心血管・収縮能力障害
・末梢動脈拡張
・カテコラミン反応低下
・致死性不整脈
代謝・インスリン抵抗性
・代謝阻害による高血糖
・高K血症
・ATP合成抑制
神経・グリア細胞の腫脹や細胞機能障害による昏睡や知覚鈍麻
呼吸器・気管支平滑筋の弛緩
・換気促進
・酸素化ヘモグロビン解離の増加(酸素解離曲線右方移動)

アルカレミア

アルカリ性に傾いている状態。(pH>7.45)
酸性物質のCO₂やH⁺が減少することで起こる。

心血管・末梢動脈収縮
代謝・低K血症
・低Mg血症
神経・テタニー
・痙攣発作
呼吸器・酸素化ヘモグロビン解離の減少(酸素化解離曲線左方移動)
補足

『右方偏移』

Hbと酸素が結合しにくく、放出しやすい状態で血中に酸素が多く溶け込んでいる状態。

原因PaCO₂上昇、pH低下、体温上昇など

『左方偏移』

Hbと酸素結合力が強くなり、通常以上に血中の酸素がHbと結合する状態。

原因PaCO₂低下、pH上昇、体温低下など

p44 図18 酸素解離曲線より転載

ひとつずつ、わかりやすく!血液ガス分析 編者:若林侑起 (株式会社Gakken)

 呼吸性か、代謝性か

アシドーシスとアルカローシス

アシドーシス:血液を酸性に傾けようとする病態。(酸性物質が蓄積している状態)

アルカローシス:血液をアルカリ性に傾けようとする病態。(酸性物質が減少している状態)

HCO₃⁻:重炭酸イオン

基準値22~26mEqL

H⁺と反応して中和する物質の1つでCl⁻の次に多い陰イオンである。

H⁺と結合することで炭酸(H₂CO₃)に変化し炭酸は肺へ移動するとCO₂とH₂Oに分冠され、CO₂として体外に排出、腎臓ではHCO₃⁻とH⁺に分解され、H⁺だけ尿中に排出される。

CO₂+H₂O⇔H₂CO₃⇔H⁺+HCO₃⁻

HCO₃⁻は近位尿細管で再吸収され、再びH⁺と結合することができる。
HCO₃⁻によって酸性物質を排出することを「重炭酸緩衝系」と呼ぶ。

PaCO₂:動脈血二酸化炭素分圧

基準値35~45mmHg

CO₂はエネルギー産生の代謝産物として生成され、体内に蓄積すると酸性に傾く、肺から体外へ排出することで酸塩基平衡を保っている。

BE:過剰塩基

基準値-2~2mEqL

HCO₃⁻や蛋白質など塩基性物質が血中に過剰増加しているかどうか評価する指標。

アシデミアの場合、酸塩基平衡を保つために酸性物質が消費されるため、BEはマイナスに傾く。
アルカレミアの場合、塩基性物質が過剰となっているため、BEはプラスに傾く。

呼吸性アシドーシス

診断基準PaCO₂>45mmHg

CO₂が増加している状態。

原因主に肺胞低換気
肺以外の原因で肺胞低換気から呼吸性アシドーシスになることもある。

呼吸性アルカローシス

診断基準PaCO₂<45mmHg

CO₂が減少している状態。

原因換気量増加、呼吸数増加
過換気症候群やアスピリン中毒(過呼吸が生じる)など

代謝性アシドーシス

診断基準HCO₃⁻<22mEq/L、BE≦-2mEq/L

H⁺が増加している状態、血液ガス分析ではHCO₃⁻の減少で見分ける。
HCO₃⁻が消費され、減少すると減少した分を補わないと陽イオンとのバランスが崩れる、そのため減った分を他の陰イオンで補っている

AGの値によって「AG正常型代謝性アシドーシス」と「AG上昇型代謝性アシドーシス」に分けられる。
(これらの原因はについてはアニオンギャップの評価の項目で解説)

代謝性アルカローシス

診断基準HCO₃⁻>26mEq/L、BE≧2mEq/L

原因嘔吐、NGチューブからの胃液大量吸引、多尿、ループ利尿薬、チアジド系利尿薬の内服

混合性アシドーシス

H⁺、CO₂が増加しているが肺と腎臓両者に障害があり、それらを十分に排出できない状態でpHが酸性に傾く病態。

混合性アルカローシス

肺と腎臓両者でH⁺やCO₂を排出しすぎるため、pHがアルカリ性側に傾く病態。


 アニオンギャップの評価

AG:アニオンギャップ

基準値12±2mEqL

どんな病態によって代謝性アシドーシスが起こっているか絞り込むことができる。

血液中の陽イオンと陰イオンは同じ量存在する。
血液中に含まれる主な陽イオンはNa⁺(他にもK⁺やMg⁺があるが微量のため無視)、陰イオンはCl⁻、HCO₃⁻、その他の陰イオンとなる。

陰イオン全体からCl⁻とHCO₃⁻を除いたその他の陰イオンをアニオンギャップ(AG)と呼び、その他の陰イオンにはリン酸塩、硝酸塩、アルブミンなど血中で陰イオン化するものが含まれる。

計算式AG=Na⁺-(HCO₃⁻+Cl⁻)

低アルブミン血症のときはある場合は、補正AGで計算する。

計算式補正AG=AG+2.5(4-血清アルブミン値)
血清アルブミンが低いとき、通常のAGの計算式で計算するとAGが少なく見積もられてしまうので補正AGの計算式で計算する。

AG正常型代謝性アシドーシス

陰イオンが減った分をCl⁻が増えることで陰イオンを調整する病態の代謝性アシドーシスのこと。

AG<12±2mEq/L(低アルブミン血症のときは補正AGを計算)

原因下痢、尿細管アシドーシス、生食大量投与、アセタゾラミド

AG上昇型代謝性アシドーシス

陰イオンが減った分をAGが増えることで陰イオンを調整する病態の代謝性アシドーシスのこと。

AG>14mEq/L(低アルブミン血症のときは補正AGを計算)

原因乳酸アシドーシス、ケトアシドーシス、腎不全、薬物中毒

AG上昇型代謝性アシドーシスの場合、補正HCO₃⁻を計算して他の酸塩基平衡がないか確認する。

補正HCO₃⁻

計算式補正HCO₃⁻=実測HCO₃⁻+(実測AG-12)

AGの増加分とHCO₃⁻の減少分は同量となるため、AGが増加した分をHCO₃⁻に足すとHCO₃⁻は正常に戻るはずだが、HCO₃⁻が他の要因で増減していると正常値には戻らず、他にHCO₃⁻を変化させる病態が存在することになる。

評価方法
・補正HCO₃⁻=24~26mEq/L:他の酸塩基平衡異常の合併はない。
・補正HCO₃⁻>26mEq/L:HCO₃⁻を増やす病態がある。(代謝性アルカローシス)
・補正HCO₃⁻<24mEq/L:HCO₃⁻を減らす病態がある。(AG正常型代謝性アシドーシス)


 代償は適切か

代償とは?肺と腎臓の助け合い

腎臓がダメな時、腎臓の代わりに肺が酸塩基平衡の調整を頑張る。
これを呼吸性代償と呼び、CO₂の排出を調整する。

肺がダメな時、肺の代わりに腎臓がに酸塩基平衡の調整を頑張る。
代謝性代償(=腎性代償)と呼び、H⁺の排出を調整する

代償のルール

PaCO₂とHCO₃⁻は同じ向きに動く。

代償にも限界がある

pHは7.40に近づくが、完全に7.40になることはない。
pHが7.40に戻ったり、7.40を超えて代償しすぎている場合、複数の酸塩基平衡異常があると考えられる。

代償に対する時間(速度)

肺での調整は換気量や呼吸数を調整することで可能となるため比較的容易で速い。

腎臓は、HCO₃⁻の再吸収を調整しなくてはいけないため、数時間~数日の時間を要する。
急性に変化(数日以内)と慢性的に変化(数日以降)では代償の程度が変わり、慢性の方がよりpHは7.40に近づく。

代償の目安

代謝性アシドーシスのとき、『HCO₃⁻が1mEq/L減るとPaCO₂は1.2mmHg減る』

代謝性アルカローシスのとき、『HCO₃⁻が1mEq/L増えるとPaCO₂は0.7mmHg増える』

呼吸性アシドーシス(急性増悪)のとき、『PaCO₂が10mmHg増えると、HCO₃⁻は1.0mEq/L増える』
慢性的な変化のとき、『PaCO₂が10mmHg増えると、HCO₃⁻は3.5mEq/L増える』

呼吸性アルカローシス(急性増悪)のとき、『PaCO₂が10mmHg減ると、HCO₃⁻は2.0mEq/L減る』
慢性的な変化のとき、『PaCO₂が10mmHg減ると、HCO₃⁻は5.0mEq/L減る』


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