新人MEさんはMEとして働き始めて約3ヶ月ほど経過しましたね。
職場環境には慣れたでしょうか?
そして先輩MEさんは新人教育でご苦労されていると思いますが新人が今後活躍できるかは新人本人のやる気だけではなく新人教育と新人が活き活きと働ける環境づくりが重要だと思います。
今回は、新人MEさんまたは業務転換で新しい分野にチャレンジしているMEさんに向けて、私が所有している書籍について紹介したいと思います。
現在私も心臓カテーテルという新たな業務に従事しているため、心カテ関係の書籍を今回は紹介したいと思います。
では、行ってみよう!!
心臓カテーテル検査関係
心臓カテーテル検査に特化した書籍を紹介します。俗にいうCAGや右心カテ、LVGなどですね。
確実にみにつく心臓カテーテル検査の基本とコツ
僕は改訂版になる前のものを所有しています。ME1年目のときに購入したので約9年ほど前に購入しました。
文章>図、写真という感じなのできちんと読まないと理解できませんでした。
しかし、この書籍のいい点は造影の時に撮影する角度で冠動脈がどのような見え方をするのかというのがきちんと図解されています。
僕もそうでしたが今造影された冠動脈はLAD?LCX?どっちと混乱してしまう人にはありがたい図解だと思います。
これから始める心臓カテーテル検査
これから始める心臓カテーテル検査改訂第2版 [ 矢嶋純二 ]
今年新規購入した書籍です。理由としてはもともと持っていた「確実にみにつく心臓カテーテル検査の基本とコツ」は僕がME1年目の時に購入した書籍で第2刷発行がなんと2010年の書籍ですw情報が古いかなと思ったのとちょっと立ち読みしてわかりやすいうえに情報量が多かったので購入しました。
ただ難点としては情報量が多い分、A4サイズかつページ数が約450ページととてつもなく重いということ
でもこれから心カテ領域の業務を始めるという方、新人教育につかいたいという方にはお勧めの1冊だと思います。
そしてさらにありがたいことに、使用する機器(IVUSやOCT)の機器セットアップについても書かれています。
今さら聞けない心臓カテーテル
タイトルにもあるように「今さら聞けない」シリーズです。初心者にとっては予習として使える書籍だと思います。
あと、慣れてきたころに読み返すことにも使える書籍だと思いました。
PCI関係
CAGときたらやはりPCIですよね。
PCI関連の書籍に関してはコメディカル向けというよりはドクター向けの手技について書かれている書籍がほとんどですがやはりカテ室で働くうえでは手技についても知識だけは持っていた方が今何をしているかを理解するためには必要かなと思います。
確実に身につくPCIの基本とコツ
まだ読破していませんが、こちらの書籍は完全にドクター向けという印象を強く受けています。
手技を覚えるという面では重宝すると思います。
これから始めるPCI
【送料無料】 これから始めるPCI 改訂第2版 / 及川裕二 【本】
心臓カテーテル検査でも紹介している書籍と同じシリーズです。
しかし、どちらかというとドクター向けの手技解説が多い書籍でした。
こちらもA4サイズかつ約300ページの書籍となりますので持ち運びは結構大変だと思います。
PCIにいかすIVUS読影テクニック
図や画像が多く掲載されており、とても分かりやすいと思った。
しかし、英語記載の用語も多く、用語を調べながら読まないといけないという点では初心者にとっては大変かもしれません。
今さら聞けないIVUS
タイトルにもあるように「今さら聞けない」シリーズです。初心者にとっては予習として使える書籍だと思います。
あと、慣れてきたころに読み返すことにも使える書籍だと思いました。
PCIにいかすOCT/OFDIハンドブック
PCIにいかす OCT/OFDIハンドブック [ 森野 ?浩 ]
機器のセットアップ等の記述もあり、わかりやすい書籍でした。
初心者が基礎を固めるにはお勧めできる書籍だと思いました。
アブレーション関係
CAG、PCIときたらま~次はアブレーションですよね。
僕自身も初めての領域のことでチンプンカンプンです。。。
正直言うと、購入した書籍を読んでも書いていることを理解するので精一杯ですw
格段にうまくいくカテーテルアブレーションの基本とコツ
初心者には向かないかもしれない1冊です。
まだ、僕も読破できていません。
これから始めるカテーテルアブレーション
【送料無料】 これから始めるカテーテルアブレーション / 大塚崇之 【本】
心臓カテーテル検査、PCIでもこの「これから始める」シリーズがわかりやすいと紹介しました。
しかし、ちょっとアブレーションの書籍については難しかったかな。
でも心内心電図の波形を多く使われていたので理解はしやすいかも。
やさしくわかるカテーテルアブレーション
アブレーション初心者はまずはこの書籍から始めたいいのでないかと思った1冊です。
浅い知識しか習得できませんが、基本的なことはきちんと網羅されています。
読みやすいので挫折しないので、まずこれを読んで基本的なことを学び、症例に臨んで、ステップアップのために別の書籍を購入するのがいいと思います。
EPS概論
初めて読んだときはアブレーションは僕には向いていないなと感じてしまった1冊です。
しかし、EPSを学ぶ書籍はどれもこのような感じでしたので乗り越えるしかないです。
こちらの書籍もアブレーション関係を行っている方がお勧めしていた書籍でしたので僕も購入してみました。
不整脈デバイス関連
アブレーションときたらペースメーカやICD、CRTですよね
僕は不整脈関係が苦手なのでしょう・・・まったくもって理解ができませんw
今さら聞けない心臓ペースメーカ
タイトルにもあるように「今さら聞けない」シリーズです。初心者にとっては予習として使える書籍だと思います。
あと、慣れてきたころに読み返すことにも使える書籍だと思いました。
こんなときどうするペースメーカープログラミングのキモ!
設定のことなどが記載されている書籍でした。
ページ数も少ないので挫折せずに読める1冊だと思います。
心臓ペースメーカ・ICD・CRT・CRT-D
基礎と実践の項目が分かれており、基礎で基本的なことを学べ、実践では実際の症例を用いて解説がされている書籍です。
初心者にとっても取っ掛かりやすい書籍だと思います。
ペースメーカー・ICD・CRT実践ハンドブック
ペースメーカー・ICD・CRT実践ハンドブック [ 高野 照夫 ]
字が小さく、文字数も多く、取っ掛かりにくい書籍の1つです。
ある程度の知識がないと理解できず途中で挫折してしまうと思います。
初心者がある程度知識・経験をつけたのちに読むのがお勧めだとおもいます。
不整脈デバイス治療バイブル
ペースメーカー・ICD・CRT実践ハンドブック同様、字が小さく、文字数も多く、取っ掛かりにくい書籍の1つです。
ある程度の知識がないと理解できず途中で挫折してしまうと思います。
初心者がある程度知識・経験をつけたのちに読むのがお勧めだとおもいます。
心電図の読み方パーフェクトマニュアル
不整脈デバイス、アブレーションを行う上で必要となる不整脈の知識を補うのに必須な書籍だと思います。
不整脈関連に携わってる方であれば一度は読んだことあったり、持っていたりする1冊ではないでしょうか。
しかし大判な書籍のため持ち運びは困難な書籍でもあります。
目的別おすすめ書籍
用途・目的別にオススメする書籍を僕の主観でまとめてみます。
- これから始める心臓カテーテル検査
- これから始めるPCI
- 今さら聞けない心臓カテーテル
- PCIにいかすIVUS読影テクニック
- 今さら聞けないIVUS
- PCIにいかすOCT/OFDIハンドブック
- やさしくわかるカテーテルアブレーション
- 今さら聞けない心臓ペースメーカ
- ペースメーカ・ICD・CRT・CRT-D
- こんなときどうするペースメーカープログラミングのキモ!
- 心電図の読み方パーフェクトマニュアル
- 確実に身につくPCIの基本とコツ
- これから始めるカテーテルアブレーション
- 格段にうまくいくカテーテルアブレーションの基本とコツ
- EPS概論
- ペースメーカー・ICD・CRT実践ハンドブック
- 不整脈デバイス治療バイブル
- これから始める心臓カテーテル検査
- これから始めるPCI
- これから始めるカテーテルアブレーション
- 今さら聞けない心臓カテーテル
- 今さら聞けないIVUS
- 今さら聞けない心臓ペースメーカ
- ペースメーカ・ICD・CRT・CRT-D
- ペースメーカー・ICD・CRT実践ハンドブック
- 心電図の読み方パーフェクトマニュアル
なんだかんだ言って今年度(8月現在)すでに15万円分くらいの書籍を購入している僕です。
※各種ポイントを使用しているので実際には10万円くらいです。
不整脈関係の書籍って高いですよね。
たくさんの知識を得て、多くの症例を経験して専門家になりたいと思っているw
まだまだ先になりそうですがw
これからもお勧めの書籍ありましたら紹介していきたいと思います。