まもなく新年度になりますね、先日臨床工学技士の合格発表もあったようで4月から新たにCEとして働く方も多くいると思います。
そこで、何を準備したらいいの?と自分も初めて働くとき困ったことを思い出したので今回は技士歴10年目の私が今までの経験上で必要と思うものを紹介したいと思います。
これから働き始める新人の方に参考にしてもらいたいなと思います。
必ず用意しておこう【三種の神器】
CEのみならず新社会人には必須のものも含まれています。
なかでも新人CEにとっては必ずといっていいほど準備しておいていいと思うものを紹介します。
といっても一般常識的に当たり前のものではありますが、なかでも私が今まで働いてきておすすめのものを紹介したいと思います。
其の壱、ボールペン
社会人として当たり前ですがボールペンです。
一言にボールペンと言っても多くの種類のボールペンがありますが、なかでも私がおすすめするのが、三菱鉛筆株式会社のJETSTREAM(ジェットストリーム)シリーズです。
まず何がいいかっていうと、『書きやすい』、『インクが濃い』この2つ!!
色々なボールペンを使用してきてやっぱりJETSTREAMが一番だなと感じています。
スラスラと滑らかに書けるしインクが濃いので見た目もきれいです。
JETSTREAMの中にも種類があり、単色ボールペンや多色ボールペンがありますが、私のおすすめとしては、
- ジェットストリーム スタンダード 0.38mm 黒
- ジェットストリーム 3色ボールペン 0.5mm
- ジェットストリーム 4色ボールペン 0.7mm
私の胸ポケットにはこの3本のボールペンが入っています
「いや、いや4色ボールペン1本あれば十分じゃね?」って思う方もいると思いますが、甘いです!
え~ボールペンよくなくしますw(私だけ?w)
というのは置いておいて、私が3本ものボールペンをもっている理由としては、
- 黒インクの消費が多いため、多色ボールペンだとインクのばらつきがある
→交換インクを買えばいいのだが手軽に購入できない - 0.7mmだと太くて嫌w
- 緑インクが必要なため渋々4色ボールペン(0.7mm)を持っている
①としてはやはりメインで使用するインクは黒ですので多色ボールペンだと黒がすぐなくなり、青や赤が残ってしまうということが多々あります。
交換インクも売っているのですがちょっと大きい文房具店やネット通販でないと購入ができないのが現状です。
「あ!そういえば黒インクなかった」となっても帰宅途中に売っているお店がないこともあるため、100均やコンビニでも売っている「ジェットストリーム スタンダード 0.38mm」を使用しています。
②これは私の感覚ですので、太いペン先でも気にならない方であれば「ジェットストリーム 4色ボールペン 0.7mm」で十分ですが、たま~に赤や青が使い時がありますその時ように私は「ジェットストリーム 3色ボールペン 0.5mm」を用意しています。
→正直、使用頻度は低めですが、たまに黒単色のボールペンが行方不明になるので役に立っています
③これも施設によってルールがあると思いますが、透析中の経過表のバイタルの記録で色付きのペンで記入することがあります。
当院ではバイタルのグラフを記入する際HRは緑といいう決まりがあるため、「ジェットストリーム 4色ボールペン 0.7mm」を用意しています
ボールペンを何本用意するかは働き始めてから必要に応じて準備したらいいと思いますが、まず初めに多色ボールペンを用意しておくと間違いありません
其の弐、黒マジックペン
これも病院によってルールがあったり、事前にその場所に用意されてあることがありますが、ダイアライザーの袋にベッド番号書いたり、生理食塩水のバックなどに薬剤を混注した際に何を混注したかをバックに記入したりする際に使用するのが黒マジックペンです。
ボールペンでは書けませんし、穴が開いてしまう可能性もあるのでマジックペンを使用しましょう
こちらも私の経験上でおすすめの黒マジックペンがあります。
- 寺西化学工業株式会社 マジックインキ
これ一択です。
私の中での油性マジックペンと言えばゼブラ株式会社のマッキーですが、ビニール系に記入すると意外とインクが薄くて存在感がないことに働いて使用してみて気づきました。
私は結構、生理食塩水のバックにヘパリンNaを混注してプライミングすることが多いので、生食バックに記入しますがやはり薄い、そこで出会ったのがマジックインキです。
先輩から借りて書いてみたところマッキーと比べてバックに書いても薄くなく存在感があります。
太さも極細タイプ(線幅0.7mm[No700])と細書きタイプ(線幅1.0~1.5mm[No500])があります。
私はビニールテープにも混注薬剤の組成を書いたりするので極細タイプを使用していますが生食バック等に書くことが多く目立つようにしたい方であれば細書きタイプでもいいと思います。
其の参、メモ帳
最近の新社会人はメモ帳にメモを取らないとよく聞きますが、CEさんは新人だろうがベテランだろうがメモは必須です。
私も今まで何冊ものメモ帳を使ってきました。
メモ帳は特におすすめというのはありませんが、選び方のポイントとしては、
- ポケットに入るサイズで小さすぎないものを選ぶべし
- 綴じノートではなくリングノートを選ぶべし
- ミシン目付きのノートは避ける
- 几帳面な性格の方には無地ノートがおすすめ
①メモ帳が小さすぎると書きにくいです、かといって大きいものと言ってもポケットに入らないと常に手持ちしなくてはいけないので邪魔でしかないのでポケットに入る最大サイズのメモ帳を探しましょう
②リングノートはかさばるというデメリットがありますが、目元をるという点では手のひらに収まるので書きやすいです
③ミシン目付きで簡単に切り取れるメモ帳は使用していると切れてしますことがあるのでおすすめできません
④几帳面な性格の方だと罫線があると殴り書きできなくないですか?私はそうです、罫線があると行内に収めたくなるので
また、罫線があると殴り書きしたとき罫線と字がかぶって見づらいこともあるので私は無地のメモ帳を使用しています
ちなみに私は「エトランジェディコスタリカ ダブルリングメモ MACARONS A6 MCR-28-51」を使用しています。
私だけかもしれませんが、このメモ帳とジェットストリームの相性抜群だと思っています。
すごく書きやすいです!
三種の神器!私の使用しているもの
あったらいいかもっていうもの
従事する業務によってはあった方がいいかもっていうものについて紹介します。
ちなみに私は、透析業務、集中治療業務、機器管理業務を主にローテーションでやっています。
其の壱、ハサミ
中身の残った生理食塩水のバックを切って中身を捨てたり、テープを切ったり、あと私は血液浄化の回路が入っている段ボールを分解する際のビニールテープを切る際に使用しています。
コンパクトなハサミではなく、きちんとしたハサミを買いましょう。
また、先端が丸まっているものやキャップ付きのハサミを用意することでポケットに入れていてもポケットに穴が空いてしまうことを防ぐことができます。
私のお勧めは幼児や児童が使用するようなハサミがおすすめです。
其の弐、電卓
透析業務に従事すると除水計算をしなくてはいけません。
コンソールや透析情報管理システムなどでも除水計算などはできますが、ドライウェイトなどが決まっていない患者さんや医師から除水速度での指示の場合にはどうしても自分たちで計算しなくてはいけません。
大抵の透析室にはベッドごとに専属の電卓があると思いますが、看護師さんと計算する際は自分でも計算したほうがいいと思うので私はマイ電卓を持っています。
他にも集中治療室で血液浄化を行っている際の計算の時とかもよく使いますし、疑問に思った時の計算もポケットに電卓があれば簡単に計算できます。
スマホで計算できるじゃんって思うかもしれませんが、患者さんの見ている前でスマホ出して操作しますか?
患者さんからしてみたら計算していることがわからなければ、「こいつ、スマホいじってやがる」と不信感を持たれてしまうこともあるので患者さんの前ではいくら業務に関わる事とは言えスマホをいるのはやめましょう
最後に
最後にモノの購入についてのポイントを書きたいと思います。
始めは自分が使いやすいものを探すためにいろいろな文房具を使ってみてください。
そして自分が一番使いやすく手軽に購入できるものを選ぶことがベストだと思います
仕事をしていくうえでこれもあったらいいな、あれも必要だなというものが出てきたらその都度、追加していきましょう
文房具は消耗品です、買い替えが容易なものかつ、働くうえで紛失は起こりえることなのであまり高価なものは控えましょう
いかがだったでしょうか、CE歴10年目の私が今までの経験上で必要と思うものを紹介してみました。